- 害虫の発生時期
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6月
〜
11月
初夏から晩秋
ダイズサヤタマバエの解説
ハエの仲間で、成虫は蚊に似ている。幼虫は体長1mm~3mm程の黄色のウジムシ。
越冬した幼虫が5月頃に羽化してマメ科植物の若い莢内に産卵し、孵化した幼虫は糸状菌と共生して莢内を食害する。生長すると莢内で蛹化してやがて羽化する為、莢には蛹の殻が残る。
本州以南に発生し、温暖な地方に特に発生が多い。九州では7月中旬頃、関東や東北では9月頃が発生のピークと言われる。また、夏季が高温の年に発生が多い。
家庭菜園でのダイズサヤタマバエの被害内容について
幼虫がダイズやエダマメに寄生して莢内を食害する。被害を受けた莢は生長が止まって虫こぶができ、小さな莢や奇形莢になったり、落莢する事もある。
被害莢の内部が褐色に変色して、品質を低下させる事がある。
家庭菜園でのダイズサヤタマバエの予防について
ダイズサヤタマバエの発生時期とまめ類の着莢時期が重ならないように栽培すると、被害が軽減できる。
目合いの細かい防虫ネットなどで作物を被覆して、成虫の侵入を防止する。
家庭菜園でのダイズサヤタマバエの対策について
無農薬
被害莢を取り除いて中の幼虫や蛹を殺し、多発を防止する。
農薬
トレボン乳剤、アルバリン顆粒水溶剤、スタークル顆粒水溶剤、スミチオン、ダイアジノンなどを散布する。