- カナ
- シハンビョウ
- 病気の発生時期
- 4月 〜 12月
紫斑病の解説
病原はサーコスポラ キクチイと呼ばれる糸状菌で、種子伝染する。罹病種子から生育した株は、胞子を飛散させる伝染源となる。
罹病種子を播種すると、発芽不良の他、子葉の時期から褐色や赤褐色の病斑を生じ、生育するに従って本葉や茎、莢等にも褐色や赤褐色の病斑を生じる。病斑が莢の全面に広がると、一部は枯死する。発病した子実も、紫褐色の斑点を生じる。
子実の発病は、結実期の気温が18℃前後で降雨が多い年に多発するといわれている。
ツルムラサキやアロエにも紫斑病は発生するが、これは糸状菌のフザリウムを病原とするもので、病斑上に形成された胞子が雨風によって飛散し、伝染する。
発病すると、葉に紫色や黒紫色の斑点を生じる。