アリ

アブラムシと共生関係にあり、アブラムシを天敵から守る。また、イチゴなどの甘味のある果実を食害する。
害虫の発生時期
4月 〜 10月
春から秋

アリの解説

アリはハチの仲間で日本全域に多くの種類が分布するが、畑には花や植物の蜜腺から分泌する蜜、甘味のある果実、アブラムシの分泌物などを摂食する吸蜜性のものや、吸蜜に加えて昆虫の死骸などを摂食する雑食性のものが地中に営巣して活動している。

一部の作物を除いて野菜に直接的な被害を与える事は少ないが、アブラムシを天敵から保護して間接的被害を与えたり、人間が農作業中に噛まれる事がある。

家庭菜園でのアリの被害内容について

イチゴメロンなどの甘味のある果実は、食害されて減収する。

アブラムシを天敵から保護して繁殖させる。

浅根性の作物の株元に営巣されると、根が傷んで枯死する事がある。

家庭菜園でのアリの予防について

作物の近くに巣を発見したら、深く耕したり大量の水を流し込むなどして、巣を破壊する。

炭酸カルシウムや石灰はアリの道標フェロモンを吸着する為、作物を囲むように石灰を撒けば、アリは近づかないと言われる。

家庭菜園でのアリの対策について

無農薬

巣を撲滅する為には、アリにとっての毒餌を巣に運ばせるのが有効。粉糖と重曹を混ぜたものや、コーンミールを巣の近くに置いて持ち帰らせると、摂食したアリたちは餌の化学反応や消化不良により死ぬと言われている。

農薬

農薬に限定されないが、毒餌剤のアリメツ、アリアース、アリの巣コロリなどを設置すると巣の撲滅に効果がある。

家庭菜園でアリが発生しやすい野菜一覧

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