アワノメイガ (シンクイムシ)

蛾の仲間で、幼虫がイネ科の穀物や野菜の穂や花、茎、実などを食害して被害を与える。野菜ではトウモロコシに被害が多い。
害虫の発生時期
4月 〜 9月
春から秋

アワノメイガの解説

蛾の仲間で、幼虫がアワ、ヒエ、キビ、トウモロコシなどのイネ科の穀物や野菜の穂や花、茎、実などを食害する他、ショウガの茎を食害する事もある。

孵化した幼虫は体長5mm~1.5cm程度で薄いクリーム色をしており、食害跡に黄褐色のオガクズ状の糞を残す。

日本全域で春から秋まで数回発生するが、梅雨明け頃から盛夏頃までが最も被害が多い。

家庭菜園でのアワノメイガの被害内容について

幼虫がイネ科の穀物や野菜の穂や花、茎、実などを食害して被害を与える。

被害に遭った作物は生育が悪くなる他、穂や茎が折れて枯死または収穫に至らなかったり、トウモロコシなどは実の食害により美観を損ねたり、食用にならなくなったりする。

家庭菜園でのアワノメイガの予防について

トウモロコシなどの被害が著しい作物については、促成栽培などで栽培時期を調整して、アワノメイガ発生最盛期前に収穫時期を迎えるようにするとよい。

飛来する成虫に産卵させないよう、防虫ネットなどで作物を覆って侵入を防止する。

成虫はトウモロコシの雄花に誘引されて飛来し、産卵する為、受粉を終えた雄花は速やかに切り取って処分する。

葉裏などを点検して卵を発見した際には、孵化する前に駆除する。

家庭菜園でのアワノメイガの対策について

無農薬

幼虫を発見次第、補殺する。

農薬

ベニカS乳剤、デナポン粒剤、オルトラン水和剤、スミチオン乳剤、トアロー水和剤、プレバソンフロアブル、トレボン乳剤などを散布する。

家庭菜園でアワノメイガが発生しやすい野菜一覧

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