- カナ
- チッソカジョウ
- 病気の発生時期
- 4月 〜 10月
チッソ過剰の解説
チッソ肥料の多量施用や土壌水分の過多によって作物がチッソを過剰に吸収すると、茎葉の生育が旺盛になりすぎて過繁茂となったり、株が軟弱化する、カルシウムなどの他の栄養素の吸収が妨げられる、硝酸態窒素の植物体残留過多、奇形果の発生等の様々な悪影響が生じる。
ブロッコリーなどの花茎空洞症の原因となったり、果菜類の実つきが悪くなる、所謂蔓ぼけ、葉ぼけなどの原因となる事が多いが、特にトマトにその症状が顕著に見られる。
トマトのチッソ過剰で生じる症状は、実つきが悪くなる他、茎が太くなり茎葉が内側に巻く、葉が濃緑色になる、茎が縦に割れて窓のような空洞を生じる異常茎(めがねと呼ばれる)が発生する、芯止まり、花房から芽が生じる現象などが特徴的。栄養吸収バランスの崩れによる尻腐れなどを招く事もある。
家庭菜園でのチッソ過剰の被害内容について
株の軟弱化により虫害、病害を招きやすい。
実つきが悪くなる。
家庭菜園でのチッソ過剰の予防について
- 適正量の施肥を行う。
- 過灌水を避ける。雨避け栽培も効果的。
家庭菜園でのチッソ過剰の対策について
無農薬
追肥や灌水を控える。また、一定期間脇芽かきを控えるなどしてチッソ代謝を促すと改善される事がある。
農薬
なし