ヤマノイモ科

多くが蔓性の草本や低木で、地中に芋が育つ。ヤマノイモやナガイモがこの科に属する。
英名
dioscoreaceae
学名
Dioscoreaceae

ヤマノイモ科の解説

ヤマノイモ科は熱帯や亜熱帯地方を中心に分布する植物群で、地中に育つ芋(塊茎)はヤムイモと呼ばれて重要な食糧となっている。

ヤマイモ科の芋はタンパク質の吸収を促進したり胃腸の粘膜を保護するネバネバ成分や、消化促進成分であるアミラーゼやジアスターゼを初めとした多くの有効成分を含む事から、滋養強壮効果の高い野菜として知られる。

日本で主に食用とされているのは大別すると熱帯や亜熱帯地方を起源とするダイショと温帯を起源とするヤマノイモナガイモの3種(ダイショは沖縄県の南部や鹿児島県の奄美群島を含む九州・四国地方のごく一部で栽培されているのみ)。

雌雄異株であるが、栽培には雌雄両株を必要としない。

地上には肉芽であるムカゴが実る種も多く、これも食用となる。

栽培には芋の一部を種芋として使用するのが主だが、ムカゴを植えても芋が育つ。

ムカゴを形成する品種の栽培では、芋の肥大を促す為に、ムカゴは肥大前に適宜取り除くとよい。

ヤマノイモ科の野菜一覧

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