オクラとマリーゴールドの解説
マリーゴールドの根には殺センチュウ成分が含まれる為、ネグサレセンチュウやネコブセンチュウなどの有害センチュウの土壌密度を低下させる効果がある。その為、混植すると、作物のセンチュウ害が軽減できると言われている。また、マリーゴールド特有の香りには、アブラムシ類を寄せつきにくくする作用がある。
混植の際には、オクラの株間にマリーゴールドを植えるとよい。但し、オクラは幼苗時の生育が緩慢である為、マリーゴールドをあまり近接して植えると日当たりや風通しが悪くなり、却ってオクラの生育が悪くなる事があるので注意する。
防虫に有効とされるマリーゴールドだが、花にはオクラには有害となるオオタバコガを誘引する作用がある為、花をつけないよう品種改良された「エバーグリーン」などの品種を選定するとなおよい。