キクヒメタマバエ

ハエの仲間で、幼虫がキクの葉や茎に食入して虫コブを作る。
害虫の発生時期
1月 〜 12月
通年

キクヒメタマバエの解説

成虫はカに似た体長2mm程の微小なハエで、幼虫は幼齢期は橙色、生長すると乳白色のウジムシとなる。幼虫の体長は老齢期で1.5mm程。

孵化した幼虫はキクの葉や茎に食入し、虫コブを作る。

被害に遭った葉には表面に粒状の突起ができ、やがてそれが破れて中から成虫が羽化してくる。

通年発生するが、4月~5月にかけての発生が多い。

家庭菜園でのキクヒメタマバエの被害内容について

多発すると葉が枯れる事があり、茎が被害に遭うと新茎が曲がる事がある。

多数の虫コブにより、美観が損なわれる。

家庭菜園でのキクヒメタマバエの予防について

発生が多い期間は、作物を目合いの細かい防虫ネットなどで被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。

キク科雑草で発生すると考えられているので、周辺のキク科雑草を除草する。

家庭菜園でのキクヒメタマバエの対策について

無農薬

虫コブが少数の場合には、コブを潰して中の幼虫を殺す。多発しなければ、食用に関しては被害は大きくない。

農薬

オルトラン粒剤などの浸透性剤を株元散布する。

家庭菜園でキクヒメタマバエが発生しやすい野菜一覧

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