- 害虫の発生時期
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4月
〜
10月
春から秋
ヤマイモハムシの解説
成虫は体長5~6mmの甲虫で、頭部と胸部が細いクビボソハムシの仲間。頭部から胸部は赤褐色、上翅は暗藍色をしている。幼虫は体長6mm前後で頭部が黒く、胴体が黄色や茶色のイモムシで、背中に自分の糞を背負う性質がある。
本州以南に分布し、越冬した成虫が4月中旬頃から出現する。成虫は5月~6月頃にヤマノイモ類の葉裏に10個~15個程をまとめて産卵し、孵化した幼虫や新成虫は10月頃まで葉や新芽の食害を続ける。
家庭菜園でのヤマイモハムシの被害内容について
葉や新芽の食害により、作物の生育を阻害する。
食害が酷いと、地中の芋の肥大にも影響する場合がある。
家庭菜園でのヤマイモハムシの予防について
葉裏を点検して卵塊を発見したら、孵化する前に駆除する。
家庭菜園でのヤマイモハムシの対策について
無農薬
成虫も幼虫も、発見次第補殺する。成虫は動きが機敏な為に捕捉しづらいが、早朝などの気温が低い時間帯は動きが鈍く、比較的捕捉しやすい。幼齢幼虫は集団で摂食活動をしているうちに駆除すると、被害が軽減できる。
農薬
ヤマイモハムシに適用はないが、ヤマノイモ類に使用できるアディオン乳剤、オルトラン水和剤、アドマイヤー顆粒水和剤、トレボン乳剤などの散布が有効な場合がある。