- カナ
- チュウシンクウドウ
- 病気の発生時期
- 5月 〜 6月
中心空洞の解説
ジャガイモの塊茎(芋)に発生する生理障害で、外観に異常はなく、切ると中心部に裂けたような空洞が出来ており、多くは内側が褐変または黒変している。
マルチ栽培による高地温や一時的な多雨で急激に芋が肥大した場合や、株間が広かったり茎数が少ない為に1個の芋が肥大しやすい場合、多肥や黒あざ病を罹病した場合などの複合要素で発症しやすい。
大型の芋に発生が多く、品種としては「男爵薯」に多くみられる。
家庭菜園での中心空洞の被害内容について
内部の裂傷により品質が劣る。但し、食べても問題はない。
家庭菜園での中心空洞の予防について
- 多肥を避け、適切な施肥量で栽培する。
- 適正な株間、茎数で栽培し、大芋にならないようにする。
- 十分な培土を行う。
- 排水のよい土壌作りを心掛ける。
- 遅植えで発生しやすい傾向がある為、適切な時期に植え付ける。
- 中心空洞が発生しづらい品種を栽培する。
家庭菜園での中心空洞の対策について
無農薬
収穫まで発症の判明はせず、治癒はしない為、次期作には予防策を徹底する。