- カナ
- アカガレショウ
- 病気の発生時期
- 5月 〜 8月
赤枯れ症の解説
イネに生じる生理障害で、気温上昇に伴う土中の未熟有機物分解により元肥が消費されて一時的なチッソ不足に陥った際や有機物分解時に発生するガスにより根傷みが生じた際に発症する。
初期症状としては草丈が伸びず分けつ発生が鈍くなり、次に古葉に多数の赤褐色斑点を生じる。生育不良となり、症状が激しいと全体が赤褐色を帯びて枯れ、根腐れや稈基部が暗緑色となって節腐れを生じる。
生育後半では不稔となったり、酷い場合には出穂しない事もある。
苗の移植後1~2週間後から1ケ月の間に発症する場合と、穂ばらみ期に急激に発症する場合があり、雨曇天が続いて日照不足の際や高温が続いた際、また土壌中のカリが欠乏した際などに発症しやすい。
家庭菜園での赤枯れ症の被害内容について
生育不良となり、酷い場合には株が枯死する。
出穂しなかったり穂が充実しないなど、減収につながる。
家庭菜園での赤枯れ症の予防について
- 多量の未分解有機物を施用しない。
- カリ肥料を十分に施す。
家庭菜園での赤枯れ症の対策について
無農薬
ガス抜き、溝切り、中干し、排水するなどの水管理により根に十分な酸素を供給する。
カリ肥料を供給する。
農薬
なし