- 害虫の発生時期
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4月
〜
6月
春から初夏
キクスイカミキリの解説
カミキリムシの一種で、成虫は体長1cm程。体色は黒色で背面に朱色の斑点があり、長い触角を持つ。
成虫は春頃から日本全域に出現し、キクの成長点の数cm下に2段のリング状の噛み跡をつけ、そこに産卵する。
孵化した幼虫は茎の中を食害しながら下に移動し、地際の茎の中で越冬する。
家庭菜園でのキクスイカミキリの被害内容について
カミキリムシに噛まれて産卵された茎は水の通り道である維管束が傷つけられる為、噛み傷から上には水が吸い上げられずに生長点が萎れる。
被害に遭っても、食用キクは脇芽からの収穫が望め、また、キクスイカミキリは発生期間が短い為、致命的なダメージを受ける事は少ない。
家庭菜園でのキクスイカミキリの予防について
作物を防虫ネットなどで覆って、成虫の侵入を防止する。
家庭菜園でのキクスイカミキリの対策について
無農薬
成虫を発見したら補殺する。動きの鈍い早朝などに捕捉するとよい。
被害を受けた新芽は放置せず、幼虫を残さぬように産卵部よりやや下から切り取って処分する。
農薬
スミチオン乳剤、オルトラン水和剤、モスピラン(水溶剤、粒剤)などを散布する。