葉枯細菌病

オクラに発生する病害で、葉縁や葉脈間に不整形の病斑を生じる。病勢が強いと病斑が融合して葉が枯れ上がる。
カナ
ハガレサイキンビョウ
病気の発生時期
4月 〜 7月

葉枯細菌病の解説

病原は土壌中に生息するシュードモナス チコリーと呼ばれる細菌で、雨風や灌水等により飛散して作物に付着し、感染する。病原は多犯性で多くの植物を侵すが、オクラが感染すると葉枯細菌病を発病する。

発病すると、葉縁や葉脈間に周縁が濃褐色で中央が淡褐色の不整形病斑を生じ、病勢が強いと病斑が融合して葉が枯れ上がる。

春から梅雨時期にかけての発生が殆どで、特に降雨後に多発しやすい。梅雨明け以降の発生は少ない。

家庭菜園での葉枯細菌病の被害内容について

光合成阻害により生育不良となる。激発したり幼苗時に発病すると、株が枯死する事がある。

家庭菜園での葉枯細菌病の予防について

  • 排水のよい土壌作りに努める。
  • 病原を含んだ土壌の跳ね返り防止に、畝を藁やポリマルチなどでマルチングする。

家庭菜園での葉枯細菌病の対策について

無農薬

病葉は早期に摘葉し、処分する。発病株の残渣は伝染源となるので、畑から持ち出して処分する。

農薬

カスミンボルドー、カッパーシンなどを散布する。

葉枯細菌病が発症する野菜一覧

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