倒伏細菌病

トウモロコシに生じる病害で、主に葉鞘と雌穂が侵されて水浸状に腐敗する。
カナ
トウフクサイキンビョウ
病気の発生時期
5月 〜 7月

倒伏細菌病の解説

病原は2種類の細菌で、雨風や虫媒により伝染する。種子伝染率も高い。

発病すると葉鞘や葉、雌穂に水浸状の病斑を生じ、後に褐変して腐敗する。雌穂の肥大期には中心部から基部にかけて子実及び髄が腐敗する。雄穂が侵されると褐変腐敗する。稈は折れて倒伏しやすくなる。

5月~6月が高温多湿の際に多発しやすい。

家庭菜園での倒伏細菌病の被害内容について

雌穂の腐敗により減収する。

家庭菜園での倒伏細菌病の予防について

  • 種子消毒(49℃の温湯に10分間浸漬する)をするか、消毒済みの種子を使用する。
  • 排水のよい土壌作りに努める。
  • 過度な密植を避ける。
  • 雨避けトンネルの設置も有効。

家庭菜園での倒伏細菌病の対策について

無農薬

発病株は早期に抜去し、伝染を防止する。被害株の残渣は伝染源となる為、畑から持ち出して処分する。

農薬

登録農薬はない。

倒伏細菌病が発症する野菜一覧

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