叢根病

ビーツの病害で、根が叢生して肥大しない。重症の場合には根部が壊死する事がある。
カナ
ソウコンビョウ
病気の発生時期
6月 〜 8月

叢根病の解説

病原はウイルスの一種で、ポリミキサ菌の媒介により土壌伝染する。

発病すると地上部では葉に萎れや黄化、壊死、縮れ、奇形、葉脈の黄化、斑点の発生等、様々な病徴が現れる。地下部では細根が増え、叢根となって根が肥大しない。病勢が強いと分岐根の先端から壊死し、更に進むと主根が壊死してコルク状となり、腐敗枯死する。

pH7.0以上の土壌で発生しやすく、また、夏季の高温多湿は発病を助長する。

家庭菜園での叢根病の被害内容について

生育不良となり、重症の場合には株が枯死する。

軽傷の場合でも品質が損なわれる。

家庭菜園での叢根病の予防について

  • 適正な土壌pHに矯正する。
  • 連作を避ける。
  • 太陽熱などを利用した土壌消毒を行う。
  • 発病土壌の土を持ちこまない。

家庭菜園での叢根病の対策について

無農薬

発病後の治療策はない為、予防策を実施する。

農薬

予めバスアミド、ガスタードなどによる土壌消毒を行う。

叢根病が発症する野菜一覧

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