- カナ
- ナイエイカッペンビョウ
- 病気の発生時期
- 8月 〜 9月
内穎褐変病の解説
病原はイネに常在する細菌で、普段は無害だが、菌の生育に好条件が揃うと病気を引き起こすとされている。
病原の生育適温は28℃前後で、出穂から2~3日後頃が主要な感染時期と考えられ、出穂期の降雨と出穂後の高温条件(30℃以上)が発病を助長する。
発病すると内穎の基部や内外穎の縫合部付近から淡紫褐変し、その後1~2日のうちに内穎全体が紫褐変または暗褐変する。
褐変は登熟が進むとやや退色するものの、玄米の多くは茶米や死米などの不完全米となる事が多い。
夏季が高温の年に発生が多く、またチッソ過多が発病を助長すると言われている。
家庭菜園での内穎褐変病の被害内容について
不完全米の発生が多くなる為、品質が低下したり減収する。
家庭菜園での内穎褐変病の予防について
チッソ過多とならないよう、適切な施肥を行う。
家庭菜園での内穎褐変病の対策について
無農薬
発生後の対策はない為、予防に努める。
農薬
スターナ、ラテラなどを散布する。