花枯病

花弁に円形や不整形の褐色病斑を生じる。キクに発生しやすい病害。
カナ
ハナガレビョウ
病気の発生時期
5月 〜 11月

花枯病の解説

病原は糸状菌の一種で、雨風により胞子が飛散して伝染する。

発病すると外側の花弁の先端近くから淡褐色の小斑点を生じ、次第に拡大して褐色の大型病斑となる。やがて病斑は内側に進行して花弁が枯れるが、花の基部まで侵される事は殆どない。

小輪のキクには少なく、中輪、大輪のキクで発生しやすい。

発病適温は15℃~25℃程で、多湿が伝染を助長する。

家庭菜園での花枯病の被害内容について

収穫部の発病により美観や品質を損ねる。病状が酷い場合には減収する。

家庭菜園での花枯病の予防について

  • 排水のよい土壌作りに努める。
  • チッソ肥料の多用を避け、過繁茂、過密とならないように管理する。
  • 降雨が多い時期には雨避けをするなどして、花に水がかからないように注意する。

家庭菜園での花枯病の対策について

無農薬

発病した花弁は早期に摘み取り、伝染を防止する。ひどく発病した株は抜去する。残渣は伝染源となる為、畑には残さない。

農薬

適用農薬はない。

花枯病が発症する野菜一覧

#キク   
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