- カナ
- セキショクハンテンビョウ
- 病気の発生時期
- 12月 〜 4月
赤色斑点病の解説
病原はボトリチス ファベと呼ばれる糸状菌の一種で、胞子が飛散して伝染、拡大する。
発病すると、葉裏や茎に赤褐色の小斑点が生じ、斑点は後に拡大して直径1~2mm大の内部がややへこんだ病斑となる。激しく発病すると、早期に落葉する。莢にも赤褐色の小斑点を生じる。
病原の生育適温は20℃~25℃程で、早くは12月中に発生し、春先の気温上昇に伴って伝染が拡大する。
家庭菜園での赤色斑点病の被害内容について
光合成が阻害されて株が生育不良となる。激しく発病すると落葉して株が枯死する。
生育不良により減収したり、莢の発病により豆莢の美観や豆の品質が著しく低下する。
家庭菜園での赤色斑点病の予防について
- 排水のよい土壌作りに努める。
- 連作を避ける。
- 肥切れや多肥による軟弱化は発病を助長する為、適切な施肥管理を行う。
家庭菜園での赤色斑点病の対策について
無農薬
発病葉は早期に摘葉して処分し、病状が酷い株は抜去する。罹病株の残渣は伝染源となる為、畑に残さずに処分する。
農薬
ロブラール、グプラビットホルテなどを散布する。